アースフレンズ誕生
私とバスケットボール 〜アースフレンズが誕生するまで〜
ちょうど今から5年前。
私はどん底でもがき苦しんでいました。
全てのことがうまくいかず、人生が逆回転しているかのような状態でした。
俺はどこまで落ちていくんだろう…
このまま終わってしまうのだろうか?
こんな思いがよぎったりした時でした。
そんな中、たまたま知り合いの尊敬する方から紹介してもらった1冊の本に出会いました。
その本が 「ファイブ」 著者:平山 譲 です。
ドラマや漫画にもなったので、ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。簡単に紹介すると…
親会社の経営不振で強豪バスケットボール部が突如廃部に。
リストラされた社員選手は都落ちし、優勝経験のないチームへ移籍。
そこで出会ったのは、拾われ、集められた個性豊かなメンバーたち。
地方の小さな町から、日本一を夢見て燃焼する30代の5人。
若きスター田臥勇太らが所属する王者に挑む「リストラ戦士」が、死闘となった最終戦で見つけたものは…
人生は出会いで変わる。
私はこの本を一つのきっかけにどん底から脱出していったのです。
一番響いた言葉は、 「Iではなく、Weでやるものだから。」
お恥ずかしい限りですが、その当時の私はI、しかも王様のようなIで生きていました(笑)
この言葉をきっかけにチームワークを意識することができるようになったのです。
本自体の内容も素晴らしく、何度も読みました。
その結果、主人公である佐古賢一さんに会いたい!と思ったのです。
思ったら即実行。
まずはネットで佐古賢一さんを検索。
そうしたら、
なんと、まだ現役でプレーしてるではありませんか!
本に出てくる人だから勝手に昔の人みたいなイメージをもっていたのですが、
アイシンシーホースというチームに所属していることを知ったときの喜びは、今でも忘れません。
すぐにチケットを入手。試合観戦に行きました。
代々木第二体育館で生佐古さんに会ったときは大感動
試合を見ているというより、佐古さんを見ていました。
女性ファンじゃあるまいし(笑)
それからしばらく定期的にアイシン=佐古さんに会いに会場に足を運ぶようになりました。
定期的に通っていると、視野が広くなり、いろいろと気付くことがあります。
冷静に試合も見れるようになります。
強く感じたのは、
「死に物狂いで一生懸命試合に臨む選手に対して、もっとできることがあるのではないか?」
「観戦しにわざわざ会場に足を運んでくれるファンのためにもっとできることがあるのではないか?」
それは、バスケット協会として、試合主催者として、一ファンとして、選手の立場から、
バスケットボールに関わるすべての分野においてです。
その中で自分にできることは何だろう?
自分の心の中に何かが生まれてくるのを感じました。
熱い何かが。
自分のバスケットボールチームを持ちたい!
そんな想いを持ち続けるようになりました。
それからさらに熱を入れてバスケットボールを観戦するように。
そして時は来ます。
2008年の天皇杯決勝。
アイシンVSトヨタ
試合はアイシンの勝利。
佐古さんおめでとう!
その表彰式がラッキーなことに自分の席のすぐそばで行われたのです。
そして、運命の瞬間。
あの、佐古さんとハイタッチで勝利を共有できたのです。
感激!!!
今思えば、この時が、私の決断のときでした。
私が考える理想・理念・信念を形にして、バスケットボールに貢献したい。
野球、Jリーグに続く、新しい成功モデルを提供したい。
何より、多くのファンに囲まれて一緒にチームを世界最高の舞台に立たせたい。
この想いが全ての原点です。
あれから2年弱の準備期間をかけて、いよいよアースフレンズが始動します。
一人でも多くの方とドリームストーリーを共有できたら幸いです。
アースフレンズが世界の舞台で飛躍するという夢を。
どうか応援よろしくお願い申し上げます。
2009年11月吉日 アースフレンズ代表 カツユキ
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