チームだから得られる喜びを感じられる、アスフレスクールチーム
わいわい練習会も軌道に乗り、毎週20人超の参加者がコンスタントに集まるようになったことで、
アースフレンズは次のステップを踏みはじめる。
それが、『アスフレスクールチーム』であった。
「スクール」と聞くと、小中学生などの子供を対象にしたスクールやクリニックを連想してしまうが、
アースフレンズはここでも今までにない幾つかのアプローチを仕掛けた。
その中で、最大の特徴と言えるのが「チーム」であるということ。
アスフレスクールチームは週に1度の練習をベースに活動をしているが、毎週の練習に参加できるのはそのチームのスクール生のみ。
チームにはバスケットボール経験豊富なコーチが専属で付き、個人の理解力や技術を見極めて個別の指導をしていく。
スクールチームの練習のコンセプトは、何においてもまず「楽しむ」こと。
練習の目的は、バスケットボールを楽しみながら上達していくという事である為、コーチからのちゃんとした技術指導はあっても怒鳴り声や殺伐とした緊張感はなく、練習中は笑顔や笑い声、そしてバスケットボールを真剣に上手くなりたいという熱意に満ちている。
練習の内容は、バスケ初心者の基準に合わせてメニューを考え実践していくので、バスケ経験のない人も楽しく練習に参加している。
スクールチームには部活動経験のある人も少なくないが、もう一度基礎から技術を磨きたいという思いで真剣に取り組み、時には初心者プレイヤーを気遣ったプレイや、アドバイスなどをしている様子も多く見かける。
そうして練習を重ねていくにつれ、個人のバスケットボール技術が向上していくのは勿論なのだが、それと同時に出来てくるものがある。
それは、チームのスクール生同士やコーチとの絆だ。
毎週顔を合わせ、笑い合い、助け合い、励まし合いながら練習をしていけば、そこに人と人との繋がりが出来てくるのは当然だ。
さらに、チームで大会にも出場し、外部のチームとの試合を行うことによって、勝利の喜びや敗北の悔しさをチームのメンバーと共に味わい、さらに絆が深まっていく。
こうして、だんだん自分の所属するチームが、“自分の居場所”と感じられるようになってくる。
それはまるで、学生時代の部活動にも近い感覚だ。
まるで、学生が部活動終わりに仲間と遊びに繰り出すかのように、アースフレンズのスクール生達も練習の前後で遊びにいったり、飲みに行ったり、練習がない日にまで集まったりという事を自主的に行っている。
さらに、スクールチーム同士での大会の開催や、全チーム合同での合宿の開催などによって、
チーム同士としての交流やチームの垣根を越えた友情も生まれている。
「男女や経験の区別なく、一つになって調和していく」という新しいスタイル。
これこそ、アースフレンズが作り上げたかった、スクールの形なのである。